2021-05-20 第204回国会 参議院 文教科学委員会 第13号
そうすると、ABCを勉強してきた幼稚園出身の子と、保育園でも幼児教育にかなり重点的にやってきた出身者と、あるいは全くお遊戯やお昼寝が中心だった預かりを中心にしていた施設出身者とでは、一年生の段階でやっぱり基礎能力が違うということが今回大きく明らかになりました。
そうすると、ABCを勉強してきた幼稚園出身の子と、保育園でも幼児教育にかなり重点的にやってきた出身者と、あるいは全くお遊戯やお昼寝が中心だった預かりを中心にしていた施設出身者とでは、一年生の段階でやっぱり基礎能力が違うということが今回大きく明らかになりました。
二〇一〇年の全国学力・学習状況調査では、小学六年生と中学三年生の国語、数学の正答率で、幼稚園出身者と保育園出身者の間に三%から六%の差があります。秋田県では、二〇〇四年に県の教育庁に幼保推進課を設置し、幼稚園・保育園行政を一本化、二〇〇六年に全国初の認定こども園の認定を受けました。 今回の法案は、当初の政府原案にせよ、三党合意の修正案にせよ、明らかに不十分であります。
ただ、園長さんと副園長さんがいて、それぞれ幼稚園出身と保育園出身で、言うことが違うんですね。だから、役所の縄張り意識がそのまま来ていて、一応一体化されて、相当よくなったんだけれども、なかなかやはり縄張り意識のところまで変えるのは時間がかかるなというふうに思っていますが、今、施策としてこれを進めるようにしております。
そういう意味では、幼稚園出身、保育園出身の先生方が統合されていく、一緒に仲よくやっていく、互いにノウハウを交換し、まとめていくということが必要だと思いますし、また、子供にとっても、四時間程度のお子さん、八時間、それ以上のお子さんがまざるわけですので、そういった保育時間の異なる中での子供の活動の指導の工夫というものが重要になろうと思っております。
だから、保育園出身者と幼稚園出身者で小学校へ行って学級崩壊をうわっとやっているのは必ずしも保育園出身者が多いんだというふうにはちょっと、済みません、直感的で、私データを持っておりませんのであれですが、とは思わないというのが私の意見でございます。
その一つは、幼稚園出身、保育所出身、そして家庭からの直行組、それぞれの子供たちが、小学校の五年生のときに学力テストを受けた。その学力テストの結果がどういうふうにあらわれているか。そのあらわれ方について、大臣ははっきりしたものではないとおっしゃるかもしれませんけれども、ある程度そういうものについて、その理由、なぜこういう結果が出たんだろうかということは大臣としてお考えいただいていいと思います。